英語上達の証として、英語で夢を見るようになりたい
英語を頑張って勉強しているけど、自分の実力ってどれくらいまで上がるのだろう?
英語で夢を見るくらいに上達するのは難しいのでしょうか?
英語で夢を見るようになる3つの習慣
外資系企業で働いていたころ、住んで生活しているのは日本でしたが、毎日、まったく英語を使わない日はない、でも普段の生活は普通に日本語という日々でした。
英語は何とか外資系で仕事をさせてもらえるくらいの、どうということはないレベルですが、TOEICも400点台で外資系に入って、格闘の末700点台になったころだったと思いますが、上司(当時はドイツ人の上司だった)と英語で会話しているシーンが夢に出てくることがたまにあることに気づきます。
特段、驚きということもなく、あっ、これが英語で夢を見ることなんだ、というくらい感動もなく感じたことが思い出されます。
夢を見るということは、頭の中にイメージが定着しているということなんですね。
当時のことを考えると、英語で夢を見るようになるいくつかの条件があると思っています。
❶ 頭の中が英語でいっぱい
❷ 英語で会話している相手の画像が頭に残っている
❸ 英語を口に出すイメージがはっきりしている
経験から、英語を上達したいと思って努力している人なら、必ずこの条件になる環境を自分で作り出して英語が実際に上達するとともに、夢を英語で見ることが出来るようになると思います。
そのためには、以下の3つの習慣をつけることです。
❶ 一人でいるとき、英語で考える習慣
❷ テレビや映画で英語で話しているセンテンスを自分の中で反復する習慣
❸ 目で見た英語、聞こえた英語を口に出す習慣
それぞれについて具体的な習慣の付け方を説明していきます。
一人でいるとき、英語で考える習慣
英語が苦手な日本人の多くは、英語で文章を作ることが最大のネックになって英語が上達しないのだと私は思っています。
もちろんヒアリングも大事ですが、ヒアリングの前に英作文です。
英語で何かを考えるということは、実は英語で文章を考えるということなんです。
通勤電車に一人で乗っているときにぼぉっと何かを考えるのを英語でやるのです。
そのためには、英作文を趣味のようにして楽しんでやることなんです。
英文e-malはすごく良いツール
でも、最初は難しいですよね、例えばe-meilを英語で書くことを考えてみます。
普段、日本語でe-mailを書くように、英語でe-mailを書くようになったら自然に文章力が上がると思いませんか?
でも、慣れないと難しい。
外資系で働き始めたころ、英語で一つのメールを書くのに、和英辞書と格闘しながら3~4時間かけて書いていた時もありました。仕事とはいえ中々辛いですよね。
経験のある人はわかると思いますが、英語で文章を作ろうとするとき、和英辞書ってあまり役に立たないんですね。
しばらく英語メール作成と格闘しながら気づいたのは、返ってきた外人からの英文メールにたくさんのヒントがあるということでした。
英文のやりとりで、人の文章から英語表現を覚えながら英文を作る習慣をつけると、英文を作ることが楽しくなって、頭の中が英語でいっぱいになっていきます。
別サイトですが、英語表現のヒントを得られるように、英語e-mailのサンプルをまとめたことがあります。
英語メールを書く環境を作ることができれば、英語で文章を作る習慣が出来て、それが楽しくなってくると、他人の作った英文に興味が出てきます。
そして普段からどんなメールを書いたらいいかを考えるようになります。
一人で考え事をするときに、何気なく英文を組み立てようとするような癖がつきます。
英文を組み立てるには、英語表現方法とか英語独特の言い回しや構文をたくさん覚えて、それをすぐに使ってe-mailを書くという習慣に繋がっていきます。
そしてその結果、いつも頭の中で英語がいっぱいになっていくのです。
英文メールを書く環境を作る具体的方法
英語e-mailの良さはわかったけど、書く相手がいないし、返事をもらえる当てもないない、という方には、たとえばLinkedInというSNSをお勧めします。
LinkedInのアカウントを取得して、プロフィールを英語で書いておくと、海外の人たちからの友達申請が来ます。(Facebookのような感覚ではなくビジネスライクな接点を求めてきます。)
投資ばなし(中には怪しい詐欺まがいのものもある)やリクルーティングの話が中心ですが、英語での会話の練習にはなると思います。
それでも、いきなり英語でのコミュニケーションは難しいという方には、英文添削サービスというのがあります。
メール形式で、自己紹介がてらに悩みや希望(英語上達への想い)などを書いて送ると、返信メールで添削とアドバイスをしてくれます。
最初はド素人のメールでもいいので、このようなサービスで英文を書くことを始めて、基本形を教えてもらい英文に慣れておいて、LinkedInなどでのデビューで外とのコミュニケーションを開始してみましょう。
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テレビや映画で英語で話しているセンテンスを自分の中で反復する習慣
英語学習でよく海外映画を字幕なしで観たりしますよね。
ヒアリングのトレーニングとしてやる場合が多いと思います。
もちろんヒアリング力向上にもなるのですが、ここで間違ったやり方は、単語レベルを集めて聴こうとして、何割かの単語をキャッチしたことから大よその意味を感じようとすることです。
残念ながらこの方法を続けても英語力は上がりません。
意味の概要を捉えようとするのではなく、文章をきちんと捉えることに集中しましょう。
慣れないうちは、長くて難しい文章は無理に追わなくてもいいです。
掴める文章を確実に掴むようにしてみてください。
自分の下手な推測で日本語訳にしてしまうと、その登場人物のセリフって記憶に残らないですよね。
一字一句違わない文章として言ったことと、その登場人物の顔とセットで記憶に残しましょう。
仲の良い友達と話していて、相手がすごく良いことを言ったときの言葉って、一字一句違わずにその時の友達の顔とセットで記憶に残っていませんか?
へんちくりんなでっち上げた日本語訳を介在させずに、登場人物の言葉をそのまま文章として捉える癖をつけてみてください。意味は後回しでも構いません。文章を捉えるのです。
最初はわからない単語があって、考えているうちに先へ進んでしまったり、一つ掴めない単語があると、挫折してしまったりして、イライラしたり悔しい想いもすると思いますが、意味を捉えずに文章を捉えるようにという強い気持ちで、何度も繰り返しチャレンジしてみてください。
このトレーニングは、すぐに効果が出てきます。
登場人物が言ったセリフが口について出てくるようになれば、かなり上達が進んでいる証拠です。
ここまで来ると、誰かが言ったこととそのシーンが記憶に残って、英語で夢を見るひとつの題材となりますよ。
センテンスを捉えるための具体的トレーニング方法
意味を捉えずに文章を捉えるようにするには、いろんな方法があると思うので、自分にあった方法を見つけて実践してください。
- 好きな外国映画を字幕なしで、セリフを反復することに注力して観る
- 持っているヒアリング教材を使って、ディクテーション(書き取り)を繰り返す
- ヒアリング教材を使って次のステップで練習する
- 原稿を見ずに聴く
- 原稿を見ながら聴く
- 原稿を見ながら読む
- 原稿を見ずに口に出す
最後の4ステップの練習方法は、実はとても良い教材があります。
英語が話せた!と評判。30日で基礎が身につく噂の英語教材とは?
目で見た英語、聞こえた英語を口に出す習慣
音読トレーニングも英語上達のツールとして使われますよね。
口に出すのことは、記憶を何倍にも強化します。
日本人の英語が外人に通じないのは、実は発音の問題よりも自信がなくて声が小さくなることが原因になる方が多いって知ってましたか?
自信をもって大きな声で話すことが、英語コミュニケーションを成功させる秘訣なんです。
英語上達のためにもう一つ大事なことは、脳と口をしっかりと繋げることです。
脳と口をつなげるために必要な習慣は、
- 目で見たもの→脳→口に出す
- 耳で聞いたもの→脳→口に出す
目で見たものを脳を経由して口に出すのは、原稿を読むのではありません。
原稿でも何でも書いたものを読んで記憶して、原稿を見ないで口に出すということです。
スピーチの練習と同じです。
原稿の文章を丸暗記して吐き出すのではなく、覚えて自分の文章にして口に出すというイメージです。
耳で聞いたものを脳を経由して口に出すのは、2番目の習慣で、映画でセリフを反復することと同じことです。
大きな声で、頭で思いついた英語を口に出すのは、
- 最初の習慣で得た英語で考える力
- 3つ目の習慣で得られる脳から口に出す力
を合体することで可能になります。
ここまで出来るようになると、かなり上級者と言えると思います。
さらに、自分が英語で自信をもって話すことがイメージできるので、夢の中でその姿を映し出すことに繋がるはずです。
英語を口に出す具体的トレーニング方法
これは音読トレーニングあるのみです。
単に原稿を声を出して読むことから始めて、次のステップで原稿を見ないで口に出すトレーニングを習慣化してください。
家族に聞かれるのがイヤだという人もいるかもしれませんが、人に聞かれて恥ずかしいという気持ちが声を小さくしてしまうのです。
ぜひとも乗り越えてください。
センテンスを捉えるトレーニングで説明した4つのステップ
- 原稿を見ずに聴く
- 原稿を見ながら聴く
- 原稿を見ながら読む
- 原稿を見ずに口に出す
これを繰り返すことも、かなり有効なトレーニング方法です。
まとめ
「英語で夢る見るようになる3つの習慣」いかがでしたか?
お気づきかと思いますが、英語で夢を見る=英語力が上達する、ということですよね。
それでも、単に上達する、という目標よりも、「夢を英語で見る」という具体的な目標があった方がやりがいもあります。
❶ 英語で考える習慣
❷ 意味ではなく文章(センテンス)をそのまま捉える習慣
❸ 頭に浮かんだ英語を大声で口に出す習慣
ぜひ、紹介したトレーニング方法を使って、楽しんで習慣にしてください。
ご自身だけで進める自信がなければ、導入編として、本文でも紹介していますが、下記のサービス、教材も習慣化への助けになると思います。
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