英語教育で伝えたかったこと

英語学習

サラリーマン時代に独立しようと思った時に、最初に英語教育をビジネスにしようと思ったのですが、それは自分が外資系企業に勤めていたころに、本当に英語では苦労したことが下地にあって、英語が出来ない日本人の代表として、英語を克服するために自分がやってきたこと、苦労したこと、やってみて納得したことなどを伝えようと思ったことがきっかけでした。

 

外資系での10年間は、本当に英語で苦労しました。

でも、結果的に英語を仕事でつかえるレベルにはなったので、一生使える自分の資産となりました。

日本の大手企業で17年務めた後に、ヘッドハンティングで外資系半導体企業へ転職したのですが、TOEICでいうと400点台のいわゆる平均的に英語ができない人だったのです。

自分の技術を買ってくれてのスカウトだったのですが、英語はできませんよと言ったら、英語は勉強してください、でもまずはあなたの技術が欲しい、と言われて転職を決意したのですが、40才になってからの本気の英語学習は結構ハードなものでした。

お陰様で外資系にいた約10年間は、住んでいたのは日本ですが、ほぼ毎日英語を使っていました。

そこそこ英語を使えるように見えるくらいには意外とすぐになるのですが、支障が全くなくなるようになって本当の意味で使える、海外の人からも信頼されるようになるなど、もっと上手にならなければいけないと、それなりに上昇志向もあったので英語との格闘を続けていたと思います。

英語教育で独立しようとして参入してみてわかったのですが、英語教育という市場は、日本では巨大で、かつ競争し烈なマーケットです。

外資系時代にグローバルなアジア人との会話で言われたのは、世界の中で、日本人と韓国人は英語が下手だということです。

言語の構造が、英語を含む世界の多くの言語と、日本語と韓国語が大きく違うことが原因と思われますが、GDP世界3位の日本が英語で困っているというのは、残念な現象ですね。

中学1年から大学4年間まで考えると、10年間、英語をずっと学んでいて、大学卒業したエリートたちのほとんどがしゃべればないって、一体どういうことかと思いますよね。

英語教育の見直しなども始まっていて、小学生から英語を始めるようにもなっていくのでしょうが、本当にそれで問題が解決されるかは私的には疑問です。

約10年間、苦労して何とかビジネスで使える英語になった自分として、伝えたい重要と思うことがいくつかありました。

最初にお伝えしたいのは、日本人の英語でヒアリングを重要視しすぎということです。

 

 

確かに、外人に話しかけられてまったく何を言っているかわからない、というのが日本人が英語で困る最大にフォーカスされるポイントなのですが、ヒアリングの前に日本人が鍛えなければならないのは、英語の文章を作る力です。これは私の経験から間違いありません。

聞き流すだけで。。。という教材が有名です。私も使っていました。

まったく英語に馴染みのなかった人が、英語の世界に入るにはとても良い教材だと思います。それは認めますが、この教材では、ビジネスで英語を使えるようには絶対になりません。

私が、一番言いたいのは(経験上)、自分で言えない英文は、絶対に正確に聞き取れないということです。

そうなんです。私はヒアリングも大事だけど、ヒアリング以上に英語を文章で表現する力を付けることが、日本人の英語上達には絶対に必要なことだと思っています。

そして、私はそのために英語でE-mailを書くこと、E-mailで英語が出来る人たちとコミュニケーションすることが、日本人にとって最も効率的に英語をモノにする方法なのだと確信しています。

私自身も、外資系時代に英語力をあげるために、E-mailには随分と助けられました。

参考:時差が救ってくれたe-mailでのコミュニケーション

日本人の英語学習には、たくさんの英語での表現方法を身に付けること、主語と動詞が大事な英語文化に切り替えること(日本語は主語が曖昧で、動詞(述語)は最後にとって付ける)が、ものすごく大事だと思っています。

参考:動詞の使い方の違いを知る

日本人と韓国人が英語が苦手という話をしましたが、言語構造の違いは文化の違いに通じると思っています。

日本語と英語とは、1対1の置き換えで対応できないことがたくさんあります。

同じ言語構造であれば、単語レベルの置き換えでほとんど済んでしまうことがあるので、その場合の外国語学習は比較的簡単なのですが、日本語と英語の間では、表現へのアプローチがまったく違うケースが多く、言いたいことを正確に表現するためには、考え方を変えないとうまく行かない場合が多いのです。

参考:文化の近いは考え方の違いに通じる

 

少し横道に逸れますが、福島隆史さんという方が「本当の国語力が驚くほど伸びる本」という本を書かれていますが、この中で、国語力はロジカルに鍛えることができると言っていて、そのときに、国語力とは、

  • 比べる力
  • 言い換える力
  • たどる力

という3つの力だと言われています。


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福嶋さんの話から、国語力はある意味、論理思考力と言えるかもしれないと私は思うのですが、この中で、言い換える力というのは、英語力向上とも密接に関係があると私は考えています。

つまり、1対1に対応していない日本語と英語の間で、言いたいことを言語間で言い換えるには、言いたいことの本質をしっかりと掴む必要があります。

さらに、その言いたいことの本質を、いろんな表現で言い換える(頭の中で)ことが出来れば、英語表現に近い言い換えを見つけて、簡単に日本語と英語の間を行き来することが出来るようになると思うのです。

 

さて、ここまでご納得いただけたら、e-mailでのやり取りをどうやって実際にやるかですね。

外人の友達が出来れば一番簡単ですが、出来ない場合、英文添削サービスなどを活用する方法もあります。

検討してみてください。

以下、e-mailを使って、日本人が英語力をあげるために必要なティップスを紹介します。

このようなことを伝えたいと思ったのが、英語教育ビジネスをやろうと思ったきっかけです。

英語力獲得へのアプローチは一つではありません。自分に合ったやり方もあると思います。

たくさんの選択肢の中の一つと考えて、参考にしていただくところがあれば、実践してみてください。

 

これを英語で書けますか?
「これを英語で言えますか?」というのは良く聞きますが、あえて「これを英語で書けますか?」にしたのは、英語の苦手な日本人にとって会話のスピードについていくのはなかなか大変ですよね。なので、まずは英語e-mailで英語表現力の練習をしてみましょ

 

 

プロフィール
賀門 康至

生まれ : 1957年7月
出身/住居 : 東京都出身 横浜市在住
大学の専攻 : 工学部電気工学科
家族 : 妻と娘1人
趣味 : ゴルフ、ホームページ作成
現職 : 製品開発コンサルタント

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