中小企業診断士の挫折

中小企業診断士への道

「中小企業診断士を目指す決意」なんて宣言して、しかも、このブログを始めるきっかけにもなったのに、実は2017年8月に一度受験して不合格になり、その後、チャレンジもしていないのです。

2017年は、サラリーマンとの二足の草鞋を履きながら、法人設立やそのための活動をしていたので、正直、あまり勉強する時間は取れませんでした。

 

言い訳はいけないけど、たった一回の挑戦だけで退散することにしました。

起業の方を立ちあげることが優先です。

 

結果、7科目のうち、経営情報システムと経済の2科目が合格で、他は全滅でした。

科目数が多いのと、過去問をやってみると、いわゆる一般的な経営学の知識では足りない科目がほとんどで、IT系だけは自信もあったし、持っていた知識だけで戦えた感じでした。

結構、若い人たち、学生のような人たちもたくさん受験していたのには驚きました。

試験が終わった直後くらいは、来年頑張ってみようと思っていたのですが、ちょうど受験後からが、コンサルビジネスが本格的に立ち上がったきて、正直に言うと、本業を立ち上げるのに精いっぱいで、資格の勉強までは手が回りませんでした。

 

資格取得は別にして、「経営学」の勉強は続けます。

それで、実ビジネスに役立つことを身に付けていきます。

 

コンサル業を始めて、ネットワークを広げる中で、同業のコンサルタントや士業と言われる人たちとの交流も増えていったのですが、色々とお話ししていると、コンサルや士業は、資格よりもいかにしっかりとマーケティングが出来るかだと、身をもってわかってきたこともあり、経営学の勉強は仕事のために継続はするけど、資格へのチャレンジはしないことにしました。

まあ、資格を取ると決意して始めたブログだったので、何か筆も止まってしまっていたのですが、2020年、起業から3年経って、もう一度初心に戻って、また新しいことにチャレンジしてみようと思い、ブログへの書き込みを再開することにしました。

もうひとつ付け加えると、”資格を取る”という意味で中小企業診断士の勉強はやめますが、コンサルタントとしてクライアント企業で、戦略立案の支援をしたり、中期経営計画策定のお手伝いをするためには、経営学を学ぶことは必須であって、これまでも自分で勉強してきているし、これからも弛まず続けるつもりです。

資格試験を受けなくとも、資格を持っている人に負けない知識をつけていって、コンサルという仕事の武器にしていきます。

理想的には、試験勉強をしない状態で、試験に受かるということですね。経営情報システムと経済は受かっているのだから、やって出来なくはないと思います。

 

 

一方、このブログの主旨の一つはなくなっても、自分が学び続ける姿勢と、学びによる成果などを自己チェックしていきたいと思います。

シニア起業を考えている方たち、定年後の人生を豊かにしたいと願う方たちに、少しでも役に立つ情報を発信していこうと思います。

 

さて、手始めに、起業してちょうど一年経った一昨年2018年の4月ころ、士業や先生業をやっている人向けの「Web集客講座」というのを受けました。3か月間の講習会で、先生業、士業、コンサルタントが、どうやってWeb技術を活用しながら集客していくかという勉強会で、そこでたくさんの同業者とのネットワークが出来たわけです。

そのときの仲間とは、講習会が終了しても時々勉強会をやったり、いっしょにイベントを企画したりして、今でも交流を続けています。

教わった内容も、とてもためになるもので、今の自分の活動にも活かしていると思います。

 

士業・コンサルタント・講師・コーチなど、顧客から「先生」と呼ばれる業種に特化したWeb集客セミナー
ITが苦手でも、ホームページ無しでも、Webで顧客獲得できる!? 4年間で1件も問い合わせの無かった士業・コンサルタントが予算0・見込み客0から、わずか12日で7名の顧客を獲得したWeb集客術を大公開!

 

メーカー企業にいたときに、いわゆるベンチャー企業の若者たちと交流があったりして、すごくエネルギーを持っている人たちだと感心していたのですが、実は士業、コンサル、先生業の人たちも、言ってみれば会社勤めのサラリーマンではなく、ほとんどの人が起業家なんですね。

だから、エネルギーのある人がたくさんいて、そういう意味でもとても刺激になりました。

どちらが幸せということはないけれど、サラリーマンの世界とはまったく違う世界があって、サラリーマンの人たちに対して、ちょっと覗きに来たらいいのに、などと思ったものでした。

「Web集客講座」で習ったことを実践し、役立ったことなどはお知らせしていこうと思います。

 

起業仲間たちとの出会い
コンサルタント起業は、単独であったり、少人数のタレントによる起業がほとんどで、コンサルとしての能力が高くても知名度が足りないなどで集客には苦労します。起業仲間が協力しあって、共同セミナー、顧客の紹介などネットワークを広げていくことは、非常に有効な方法です。

 

中小企業診断士挫折から5年経って

中小企業診断士の試験は2017年に一度受けた切りですが、それから5年経っての状況をお話しします。

お陰様で、2017年に開業したコンサル会社は今も継続しています。

主に製造業企業に対して製品開発手法を活用した開発プロセス改革、組織改革などの支援をしてきたのですが、色々な企業や団体からもお声かけいただいて順調に商売をさせていただいています。

昨年、とある地方の産業振興財団さんから依頼をいただき、その地方の中小製造業の経営者向けのセミナーの講師をさせていただき、そのことがキッカケになって、その財団様との繋がりができました。

そしてセミナーをキッカケにして、地方の中小企業2社の経営コンサルタントの仕事を引き受けさせていただいております。

地方自治体が地方の中小企業を支援する仕組みを持っているのは当たり前のことなのですが、そこで中小企業支援のための専門家を派遣したりするのですが、この場合、採用されるのは中小企業診断士や税理士など、いわゆる士業の資格を持っていることが求められます。

しかしながら、今回、経営者向けセミナーをやらせていただいたご縁で、ノウハウを買っていただいて、普通は中小企業診断士でないと依頼いただけない仕事をやらせていただいたわけです。

資格よりも中身が重要なのだということです。

もちろん、中身をアピールするのは、資格を持っている方が簡単ではあります。

参考記事:

中小企業診断士の資格がなくても中小企業の経営支援が出来ている話

リーン生産、リーン開発を学び続け変革し続けるカリスマ経営者から学ぶこと

 

 

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