このブログのタイトルのように、私が58才(正確には58才6か月)のときに役職定年となって、そこから色んなことを始めました。
英語の通信教育、ロボット制作、そして中小企業診断士への挑戦ということですが、実は、すべてのことは定年後の自分の人生を切り開いていくための活動だったわけです。
挫折や失敗もありましたが、起業のための準備期間は私にとってはとても貴重な経験をすることができた大事な期間となったと思います。
起業準備からの学び、サラリーマン時代の経験を通して、学んだことをまとめてみます。
まず、58才6か月で役職定年になってから、定年と同時にコンサルタントとして独立するまでの道のりを簡単に振り返ってみます。
まず最初にやったのは、Web制作を独学で学ぶことでした。将来どんなビジネスをやるにしても、Web制作やWebマーケティングは避けて通れないと思ったからでした。
同時に、大手企業に在籍したまま、週末起業として英語通信教育事業をやることにして進めますが、結果的にこのビジネスは失敗します。
一年で撤退することにはなりますが、この一年は、マーケティングの重要性を身をもって学ぶことになり、その後の起業に向けてとても重要なことを学ぶことが出来ました。
それ以外にも、実はたくさんのことを学んだのです、まとめると下記のようになります。
とにかく行動を起こすこと。前に進みさえすれば何とかなるし、また困った状態になれば、そのときに人間の本当の力がでるのだと私は思います。
また、特に技術者として企業で10年も20年も働いてきた人であれば、だれでも必ず他人に役立つこと、つまりコンテンツを持っているということ、これは私の確信でもあります。
それを見つけられるかどうかは、自分のことを如何に客観的に見ることができるかにかかっていると思うし、また、このコンテンツを使って、他人から報酬をもらう、つまり事業化するためには、マーケティング思考が必須だということです。
経験から言わせていただくと、長年の知識を生かすためには、論理的に考える力がとても重要だと思っています。
また、この論理思考力は鍛えることが出来ることもわかってきています。
次に、サラリーマン生活30年以上の経験からですが、日本の製造業が大量生産での”品質”を武器に、世界を席巻していた時代から、2000年代になって日本の製造業が衰退していく中で、私はその根本原因が技術者一人ひとりの覇気がなくなってしまったことだと考えています。
一人ひとりの守備範囲が極端に狭まり、全体を見れなくなって、そういう技術者が若い人を育て、会社全体が小さくなっていったのが今の状のように思えます。
上司の言うことさえ聞いていればいいという毎日を過ごし、会社に飼殺されていることに気づかずに、自分を見失っている人がこの20年くらいの間に、多くの特に大企業のなかで増殖しているのだと思います。
起業準備の経験とサラリーマン時代の経験を合わせて、私がこれからの人たちに伝えたいのは、
自分を徹底的に見直せ!!
ということです。
自分を見直す方法は、
- 自分の棚卸しをする
- 自分のポジショニングを決める
- 自分の持っているコンテンツの価値を評価する
の3つの手順でやることを勧めます。
自分のことは、自分では意外にわからないものです。
過去を振り返って、経験してたことがすべて自分の血肉になっていると考えて、自分の過去を吐き出してみてください。
必ず自分が見えてくると思います。
自分のやりたいこと、自分のできることが見えてきたら、今度はそれで稼げるかどうかを考えなくてはなりません。ここでマーケティング思考が必要になります。
人は誰でも必ずNo.1になれるものを持っているはずです。それを見つけていきます。
それが自分のポジショニングです。
ポジショニングが決まったら、ポジショニングに従って、自分のコンテンツを作っていきます。
この時に、自分のコンテンツが他人にとって本当に価値のあるものかどうかを評価していきます。
- 自分が助けたい人はどんな人か
- その人の悩みは何か
- その人のゴール、目標は何か
自分のコンテンツが、助けたい人をゴールまで連れていくことができるかどうかを自分で評価してみてください。それがあなたのコンテンツの価値になります。
さて、私自身が58才6か月から定年までの間で経験した起業準備を通して学んだことをまとめてみます。
定年後も稼ぎ続けるためには。。。
- 一生、技術者として生きる覚悟を持つ
- 最初の一歩をすぐに踏み出す
- ポジショニングを決めて、社会貢献に繋がる価値のあるコンテンツを作る
- 学び続ける
※ 小冊子「シニア技術者 再生の手引書」を無料で差し上げています。
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